緊急の借り入れで慌てないために、即日融資の仕組みを知ろう!

緊急でお金を借りたいときに力になってくれるのが、銀行や消費者金融などで取り扱っている即日融資のカードローンやフリーローンです。20歳以上で安定した収入がある方なら、申し込めるローンは沢山あります。ただ、「即日融資」となるとその数は一気に減ってしまい、迅速なローン選びと手続きが求められることになります。

即日融資って特殊なの?手続きは難しい?

「即日融資」という言葉が大々的に広まったのは、いつの頃からでしょうか。なんだか特別なもののように扱われていると感じますが、実はこの仕組み、消費者金融だったら当たり前の話なんです。

消費者金融の行なっている融資スタイル

私は以前、全国的にテレビCMを流す程の準大手か中堅どころの消費者金融会社に勤めていました。店舗は繁華街にあるビルの5階の一室で、壁を挟んだ隣には無人契約機が置いてありました。

当然、ほとんどの方は無人契約機で申し込みや手続きをして帰っていくので、店舗に顔を出す方はまずいませんでした。それでも、たま~に相談がてら融資の申込みをしに来られた方もいます。そんなお客様に対しては、即審査・即回答・貸せると思ったらその場で即契約が当たり前。即日融資というよりも、「即時融資」に近かったでしょうか。

そして、その流れは今も変わっていないんです。消費者金融会社の最大の売りは「迅速な融資」。店頭に来る顧客に対して、「審査は明日以降になるので、また明日来てください」とは多くの消費者金融では言わないセリフです。そう、消費者金融会社にとっては「即日融資は当たり前」でもあるんです。
(⇒お金が借りやすいキャッシング会社の見分け方

情報通信網の発達と銀行の個人向け融資による変化

では、なぜ即日融資が大きく宣伝されるようになったのでしょう?答えは簡単。ひとつはネットや携帯・スマホなどの情報通信網が発達したことで、24時間365日申込みができるようになったこと。(こちらもご参考に→ネットで申込み・即日融資ができるキャッシング)もうひとつは、個人向け融資に対して銀行など金融機関が積極的になったことが挙げられます。

キャッシングローンの申込み、審査、回答、そして契約は、次のような時間帯で行われています。この時間のズレが、即日融資ではなくなることの一因になっているんです。

手続内容 取扱時間
申込み ネットなど通信網なら24時間365日可能
審査 主に平日のデイタイム(9時~18時位)
回答 電話・メール・郵送など各社によって異なる
契約 店舗や無人契約機の営業時間か、郵送での手続きが主流

上の表でお解りいただけたと思いますが、受付は年中無休でも、審査や契約手続きは時間が決まっているんです。そのため、「ネットで申し込んだのに返答が来ない」といった時間的なズレが発生し、口コミなどにもそれらのことが書かれていたりするわけです。

即日対応に馴染みきれていない金融機関の融資

最近は銀行の中でも即日融資を振込あるいは自動契約機で行ってくれる所が増えてきました。その銀行のネットバンキングを利用していれば、そこから即日振込融資OKという所も。しかし、全体的に見ると、金融機関のローンは申し込みから融資実行までに1~2週間はかかってしまうものが多いのが現状です。

即日融資は珍しくもなく、難しいことでもない

つまり、「ネットなどで申込みをすることのタイムラグをなくし、審査から契約までに時間のかかる融資方法を消去法で消していけば、即日融資は難しいものではない」ということです。個人向け融資の現状を理解したら、それをヒントに緊急融資に間に合わせる方法を考えましょう。

即日融資の探し方~消費者金融編~

ここからは、即日融資可能なローンの探し方を具体的にご紹介していきましょう。まずは業界別に分けて、消費者金融から見ていくことにします。

大手の公式サイトで、自動契約機を探せ!

消費者金融大手は、全国に自動契約機を設置しています。これが活動エリアの中にあればラッキー。候補としてメモをしておきましょう。探し方は簡単で、公式サイトにある「店舗・ATM検索」のページから設置状況を検索するだけ。近くになければFAXやネットでの手続きが可能かをチェックし、不可であればスッパリ候補からは外してしまいましょう。

ネットで申込みをし、何時までに契約すれば即日振込が可能なのかも、「申込みの流れ」を紹介しているページに記載されています。これも参考に、まずは大手消費者金融の中から絞り込みをしましょう。

電話帳や「i-タウンページ」で地元の消費者金融をチェック

もし、大手に該当するような会社がなかった場合、次は地元にある中小規模の消費者金融もチェックしておきましょう。最初に書いたように、消費者金融の多くは窓口で申込み、その場で審査、さらには契約まで行ってしまうのが一般的なので、即日融資の候補として挙げておきましょう。

即日融資の探し方~銀行編~

消費者金融をある程度まで絞り込んだら、次は銀行です。最初にご自分が普段利用している銀行、そして、地元にある銀行の公式サイトをチェックしてみてください。地域による違いはあるものの、場所によっては即日融資を行なっている銀行も存在します。

地方銀行の即日融資は午前中が勝負

大手消費者金融のような自動契約機のない金融機関で即日融資を行なう場合は、契約手続きをFAXあるいは店頭で行なうことになります。そして、これには「午前中」「午後2時まで」といったタイムリミットが設けられています。銀行の口座振込ですから、他の取引きと同様、融資でも振込の締め切り時間があるわけです。

このタイムリミットまでに、申込み・審査・契約手続きの全てを終わらせる必要があります。つまり、どれだけ正確に、そして迅速に手続きをとることができるか。また、銀行側に急ぎであることをアピールできるかが勝負の分かれ目となります。のんびり構えていられないのは覚悟しなければいけません。

メガバンクやネット銀行も狙い目

沢山書いてしまうと目移りしてしまうかもしれないですが、普段お目にかかることのないネット銀行やメガバンクも狙い目です。(こちらもご参考に→銀行系カードローンでも即日キャッシングはできる?)メガバンクには自動契約機を設置している所もあり、振込融資に対応してくれる所もあります。ネット銀行はその名の通り店舗がありませんから、ネットでの手続き次第で即日振込融資を受けることも可能です。

銀行からの即日融資に関するまとめ

銀行に関しては、次の各項目を基準にしたローン選びをするといいでしょう。勿論これは「即日融資」に限った話ですので、時間的・日数的に余裕がある方は金利や利便性などもじっくりと考えてください。

  • メガバンクや都市銀行の自動契約機が活動エリア内にあるか
  • 地元の銀行で午前中までに手続きが可能か
  • ネット銀行で即日振込に対応してもらうことができるか
この項目を調べるには、各銀行の公式サイトにある「個人のお客様」→「借りる」のページから、各種ローンの申込み概要をチェックすればわかるようになっています。銀行のローンは、消費者金融のものよりも金利が低くなっていることが多く、それだけ魅力的ですから、緊急でも慌てずにチェックはしておきたいところです。

即日融資の選び方~申込方法~

消費者金融と銀行。即日融資に対応しているかどうか、いつまでに申し込めば間に合うのか、実際に借りる事ができるのかをそれぞれ見てきました。本来であれば、この他にも金利や返済方法、ATMの手数料など、多くの比較をして欲しいところですが、急ぐことを最優先に考えた選び方としては以上のような方法が理想的でしょう。

さて、最後はどうやって申込み、手続きを終わらせるかです。これを覚えておくとよりスピーディーな処理を行うことができ、時間にも余裕を持って行動することができるようになりますよ。それでは、一覧表形式でご覧下さい。

業種 お勧めの申込み・手続き方法
大手消費者金融 ネット申込み→電話で即日融資希望を伝える→自動契約機で契約or会員ページから振込手続き
中小消費者金融 電話で来店予約→店頭で審査・契約・その場で融資
ネット銀行 ネット申込み→電話で即日希望を伝える→契約手続きもネット→会員ページから振込手続き
メガバンク・都市銀行 ネット申込み→電話で即日希望を伝える→自動契約機で契約or会員ページから振込手続き
地方銀行など ネット申込み→電話で即日希望を伝える→来店かFAXで契約&振込希望の手続き

こんな感じです。難しそうでも、それぞれの業界別に分けて考えてみれば難しいことでもないんですよね。後はどれだけ迅速に選び、申込み、手続きができるかです。

【参考ページはこちら】
即日融資キャッシングで100万円借りることは可能?