事業者が最も頭を悩ませることになるのは、どこからどうやって資金を調達するかという事です。特に、個人事業者の場合は銀行の融資審査に通るのが難しいと言われています。安定して収益を上げられるのかどうかに不安があるとされることが多いのです。
ただ、銀行からの融資を考えるだけではなく他にも融資を受ける方法はあります。そして、即日融資を受けることが出来る場合もあるのです。融資を受けるにあたって、できるだけ審査に通りやすいところ、審査がゆるいところを希望する人の為に、融資の申し込み先を探すときにポイントを紹介します。
比較的審査がゆるいのは中小消費者金融
融資の審査の厳しい、甘いというのは一般的な目安があります。審査が厳しい順に、銀行→信販会社→消費者金融というものですね。実際同じ人がいくつかの融資を申し込んだ場合に銀行ではダメだったけど信販会社はOKだった、信販会社はダメだったけど消費者金融はOKだったといういことがあるのです。
審査がゆるいところを探すときには、まず消費者金融の中から探すということが1つのポイントになるでしょう。そして、消費者金融の中でも比較的審査がゆるいとされている中小消費者金融をいかに調べることができるのかが重要となってきます。
中小消費者金融にも即日融資可能なところはある
中小の消費者金融だと窓口に行って申し込みをして、審査にも時間がかかるというイメージがありませんか?実はそんなことはありません。もちろん窓口での対面融資を主としているところまおりますが、中小の消費者金融もインターネットからの申し込み、手続きで融資実行まで可能なところはあります。
即日融資というのは、申し込みをしたその日からお金を借りることが出来る、融資を受けることが出来るというものです。すぐにお金を借りたいという人にとってとても便利なものですが、即日融資が可能となっている消費者金融を申し込むときには注意しなければいけないことがあります。
- 申し込みはできれば午前中までに行う
- 必要書類を準備しておく
- 融資方法を確認しておく
この3点に注意しましょう。
特に、融資方法については振り込みでの融資になるのか、カード発行タイプになるのかは確認しておきましょう。振り込み融資であれば来店の必要はありませんが、どの銀行、金融機関の口座でも振込に対応しているのかは分かりません。何か指定銀行があるかもしれませんから、自分が指定する口座に対応しているかどうかの確認は必須です。
消費者金融が指定する口座をもっていない場合、その口座の開設をしなければ融資を受けることが出来ません。口座振込でない場合はカードを使ってのATMからの融資か、直接窓口で現金を受け取るという方法になる可能性があります。その場合は即日融資ではなく後日の融資になる可能性もあるんです。
必要なものをすべてそろえた状態で
融資方法も確認の上申し込みをする
これが即日融資を受けるポイントになります。
審査がゆるい融資には危険もある
審査がゆるいというのは一見メリットにも思えますが、良い事ばかりではありません。審査がゆるいには闇金が紛れていることもあります。闇金なんて自分には関係ないと思っているかもしれませんが、それは間違いです。闇金融資を検討している人であれば誰もが闇金を利用していしまうリスクはあるのです。
登録をせずに営業している違法業者である、違法な取り立てをしている業者であるのが俗に言う闇金ですね。闇金であるという事を公言していて利用者を集めようとしても難しいですから、パッと見では普通のキャッシング会社、消費者金融との見分けがつかないようになっている事も多いのです。
しかし、それを見分ける方法はあります。そのチェックポイントをしっかりと把握しておけば闇金を利用してしまうリスクは大きく減らすことが出来るのです。
闇金チェックポイント
- 貸金業登録番号を表示していない
- 固定電話番号の表記が無く携帯電話番号のみである
- 「誰でも貸します」「絶対OK」といった宣伝をしている
これらに1つでも当てはまれば闇金である可能性があります。
(⇒身分証の確認なしの金融業者にも注意!)
貸金業登録番号というのは、貸金業登録を行った際に割り当てられる登録番号の事です。この番号があれば、きちんと登録が行われている正規の消費者金融、貸金業であるとい事が証明されます。ですから、この番号の表示がない広告があれば正規の業者ではない可能性がありという事ですね。
貸金業登録を行うためには固定電話の設置も義務となっています。住所、所在を明らかにするためという目的もありますね。固定電話がない貸金業者、消費者金融があればそれは貸金業登録条件を満たしていませんから、違法業者である可能性があります。固定電話番号の有無は重要な目安になるのです。
闇金は「誰でも確実に融資します」といった甘い宣伝文句を多用する傾向もあります。利用者を集めるためですが、ブラックでも確実に融資しますというような困っている人の弱みに付け込むような広告をしていることが多いのです。実際、誰でもお金を確実に借りることが出来るということはあり得ません。だから注意が必要なのです。
ただし、注意しなければいけないのはこの番号があれば必ず正規業者という事でもないという点です。実は、実際は登録していないがために嘘の登録番号を表示して正規の業者を装っている場合があるんですね。嘘の番号が書かれてしまっていても、貸金業登録番号○○号と記載されていれば安心してしまうかもしれません。それを確かめるためのすべを知らなければいけないのです。
正規の貸金業者かどうかを知るためには、貸金業登録データベースを活用するという事もしておきましょう。会社名や電話番号、登録番号から検索することが出来るこのデータベースは、貸金業登録をしている正規業者をすべて網羅しているものです。ここに名前があれば正規業者であることは間違いありません。
ただ、これも残念なのですが実際にある登録番号を勝手に使っていたり社名を勝手に名乗っている業者も存在しているんですね。
データベースをチェックする際は
全ての情報の整合性をチェックしましょう。
事業者が融資を受けるためにはビジネスローンが便利
事業者でもただ個人で利用するだけであれば個人向けのカードローン、フリーローンが便利ですし即日融資をしているキャッシング会社も少なくありません。比較的探しやすいと思われますが、1つ注意しなければいけないのはこれらの個人向け融資商品は事業資金として利用することが出来ないという点です。
そこで便利なのがビジネスローンです。ビジネスローンは事業者向けの商品であるという事だけではなく、事業資金として利用することが出来る商品となっています。利用目的はフリーですしカードローンタイプのものもありますね。必要な都度その金額を引き出すことが出来れば便利です。
ビジネスローンをいくつか紹介していきましょう。
会社名 | 融資可能額 | 金利 | 最長借入期間 |
---|---|---|---|
オリコ | 10~300万円 | 6.0~18.0% | 5年 |
セゾンファンデックス | 1~500万円 | 6.5~17.8% | 5年 |
三井トラスト・ローン&ファイナンス | 300万円~10億円 | 4.9~15.0% | 25年 |
このように多くの会社がビジネスローンの取り扱いを行っています。提出書類や利用条件に違いがありますので、利用前に十分調査した上で申し込みをするようにしたいですね。
【参考ページはこちら】
審査なしでキャッシングできる会社なんてあるの?