銀行で即日融資を受ける場合の注意すべき点

銀行で即日融資を受けようと思っている場合、いくつか注意すべき点があります。最近の銀行は消費者金融並みに敷居が低くなってきたとはいえ、やはりそこは銀行です。もちろんメリットもたくさんありますが、デメリットもあります。銀行融資を事前に理解しておくことでスムーズな融資を受けることができるでしょう。

■銀行での融資
そもそも銀行融資といえば、企業などを相手に大口の資金を融資するのが主流だったのですが、最近では個人に対しての融資も力を入れてきています。企業だけを相手にしていたのでは銀行そのものの売り上げも芳しくなく、融資額は少ないけれど個人にも目を向け始めたのが理由といえるでしょう。

個人への貸付は消費者金融の得意とするところでしたが、2010年の総量規制という法律により、貸金業への融資の限度額が改訂されることとなりました。貸金業、すなわち消費者金融では「年収の1/3までしか融資してはいけない」という法律です。これに目をつけたのが銀行です。年収の1/3以上融資を希望している人を取り込もうと躍起になったわけですね。

ただし、銀行は個人への貸付に対してのリテラシーがなかったため、貸金業である消費者金融を子会社化したり、銀行グループの傘下に取り入れるなどの動きが目立ちはじめたのもこの頃です。

銀行融資のメリット

「お金を借りる=消費者金融」という図式ができあがっている人もいるかと思いますが、銀行で融資を受ける場合のメリットとはいったいどんなことでしょうか。

  • 銀行という安心感
  • 高額融資が可能
  • 金利が比較的低い
  • 融資の種類が豊富
  • 融資までのスピード

銀行という安心感

最近、過払い金という言葉をよく耳にしませんか。これは違法に払いすぎた金利のことを指します。金利に関しての法律が制定されていない頃、独自の判断で金利を決めていたため、高額な金利で貸し付けをおこなっていた貸金業があったわけですね。法律が改訂されてからはこのようなことはなくなってきていますが、いまだに違法な取り立てをするヤミ金が存在しているのも事実です。

銀行に関してはこのような心配はまったくないので、安心感という意味では大きいといえるでしょう。特に大手の銀行はそのネーミングだけで信頼することができるし、銀行が違法な取り立てをおこなうなんて聞いたことがないですよね。

高額融資が期待できる

貸金業の消費者金融では、総量規制という規制があるため、年収の1/3までしか融資してもらうことができません。銀行はこの総量規制は対象外、つまり関係ないので、年収の1/3以上の融資が可能ということになります。年収の1/3以上の融資を希望する人は、消費者金融では借入れできないわけですね。高額融資を希望している人はぜひ銀行での融資を考えたほうがいいでしょう。

金利が比較的低い

銀行の大きなメリットは、金利が低いということでしょう。各金融機関によっても違ってきますが、平均して銀行の金利は3.0%~15.0%といったところです。対して消費者金融の金利は平均して4.0%~18.0%となっています。大した違いはないと思うかもしれませんが、返済期間が長くなるほど金利の違いは如実に現れてきます。少しでも金利の低いところで融資を受けるのが、賢い選択といえるのは間違いありませんね。

融資の種類が豊富

銀行は元々高額融資を専門におこなってきたので、融資の種類が実に豊富です。使途自由なフリーローンはもちろんのこと、目的別に合わせたさまざまな融資をおこなっています。目的別ローンのいいところは、フリーローンに比べて金利が低いことですね。使い道がはっきりしているので金利をサービスしてくれていると思っていいかもしれません。目的が決まっている人はぜひ使途に合わせた融資を選択することをおすすめします。

融資までのスピード

銀行に融資を依頼すると、とにかく時間がかかると思っている人は多いでしょう。確かに消費者金融に比べるとお役所的なところがあったのは事実ですが、これは高額融資だっだがゆえに慎重に審査していたのが理由です。最近は消費者金融並みのスピードで融資してくれる銀行が増えているので、即日融資という言葉は銀行にも当てはまると言ってもいいでしょうね。

銀行融資のデメリット

銀行で融資を受けるメリットとは逆に、デメリットはいったいどんなことでしょうか。最近ではそうではなくなってきたとは言え、やはり銀行特有の体質のようなものが残っているのは事実です。

  • 手続きが面倒
  • 審査が厳しい
  • 融資までに時間がかかる
  • 窓口に足を運ばないといけない

手続きが面倒

消費者金融に比べて、手続きが面倒だという声をよく聞きます。ただし、これは高額融資だからこそのことであって、少額融資の場合はさほど面倒ではありません。消費者金融並みに簡単な手続きで融資してくれるところは増えています。高額融資になると必要書類も増えるし、審査も慎重にならざるをえないので、融資を受ける側からしたら面倒と感じるのかもしれませんよね。

審査が厳しい

審査が厳しいと感じている人もいるかもしれませんが、高額融資が専門だった銀行は確かに審査が厳しかったかもしれません。しかし最近の銀行では「審査が緩い」という声もよく聞くようになりました。消費者金融のノウハウを取り入れたこと、融資額が少額になってきたこともあり、「銀行=審査が厳しい」という図式もそのうちなくなるかもしれませんね。

融資までに時間がかかる

融資までに時間がかかるのも銀行の特徴のひとつではありました。消費者金融に比べるとやはり時間がかかるかもしれませんが、最近では「即日融資」が可能な銀行が増えてきているのは事実です。このあたりは融資額によって違いがあるといっていいでしょう。高額な融資になるとある程度は時間がかかると思っていたほうがいいかもしれません。

窓口に足を運ばないといけない

銀行での融資といえば、窓口に赴き、担当者と顔を突き合わせて話しをするのが当たり前でした。今もその名残はあるようですが、最近ネットの普及により、銀行もネットからの申し込みを受け付けるようになってきました。ただ、やはり銀行での融資となると、窓口に足を運んだほうが有利になることもあるようなので、面倒と捉えず直接担当者と顔を突き合わせる必要があると思っていたほうがいいかもしれません。

即日融資が可能な銀行

最近は即日融資可能な銀行が増えてきています。即日融資が可能な銀行とはいったいどこでしょうか。さらにはその銀行の特徴などを以下にまとめました。

■ 新生銀行カードローンレイク
新生銀行とレイクが一緒なの?と思う人もいるかもしれませんが、レイクは2011年に新生銀行の子会社となり、現在は「新生銀行のレイク」という商品になります。
消費者金融だったレイクが新生銀行の子会社になることで、総量規制の対象から外れることとなり、年収の1/3を超える融資が可能になりました。
すなわち、消費者金融というリテラリシーを持ちながら、銀行なので総量規制の対象外ということで、鬼に金棒状態の金融機関ということですね。
新生銀行カードローンは、最短で即日融資が可能というだけではなく、融資額に応じて無利息期間を設けていることでしょう。これらをうまく利用してお得な融資を受けてみませんか。
・最短即日融資(14:50までに契約完了)
・融資額は1万円~500万円
・利息は4.5%~18.0%
・融資額5万円以内は180日、5万円を超える場合は30日利息0円
・審査が不安な場合はネットで診断可能
・自分に合った融資がネットで判断可能
・利息50%割引などさまざまなキャンペーンを実施
・24時間いつでもネットで申し込み可能
・おまとめローンに最適
■ みずほ銀行カードローン
みずほ銀行のカードローンとしての大きな特徴は、金利の低さと融資額の高さといえるでしょう。最大融資額が1,000万円というところはそうそうないので、高額融資を希望している人にとってはうってつけの銀行ではないでしょうか。
そしてもうひとつ。自身に収入のない主婦でもOKというのはありがたいのではないでしょうか。自身に収入がない場合、総量規制の対象である消費者金融から借り入れることはできないので、銀行にしかできないサービスといえるでしょう。
・最短即日融資(14:50までに契約完了)
・融資額は10万円~1,000万円
・利息は4.0%~14.0%
・配偶者に収入があれば無収入の専業主婦でもOK(最高30万円)
・家族に内緒で融資可能
・200万円までの融資は収入証明書不要
・みずほ銀行のキャッシュカードにキャッシング機能を搭載可能
・目的別融資が豊富
・おまとめローンに最適
■ 三菱東京UFJ銀行カードローン
即日融資が可能な銀行のひとつです。確実に即日融資を受ける場合は、テレビ窓口でカードを受け取るようにしましょう。営業時間内にカードを受け取ることができれば、そのままATMでキャッシングすることが可能です。テレビ窓口は、銀行のATMコーナーに設置してあるので、プライバシーは保たれています。
ネットや電話での申し込むことは可能ですが、カードの受け取りにテレビ窓口へ足を運ぶ必要があるので、急ぎの場合は、最初からテレビ窓口でやってしまうことをおすすめします。テレビ窓口が近くにない場合は、カードの郵送ということになるので、即日融資は厳しいかもしれません。
・最短即日融資
・融資額は10万円~500万円
・利息は4.6%~14.6%
・配偶者に収入があれば無収入の専業主婦でもOK(最高30万円)
・審査は最短30分
・三菱東京UFJ銀行の口座は不要
・ネットでお試し審査あり
・おまとめローンに最適
■ 三井住友銀行カードローン
3大メガバンクのひとつである三井住友銀行は、おすすめの銀行ローンです。融資額は最大800万円で、総量規制の対象外でもあるため、高額融資を希望している人にはおすすめです。
即日融資を受ける場合は、電話で申し込んだ後、ローン契約機でカードを受け取るようにしてください。ローン契約機は三井住友銀行に設置されていますので、近くの店舗を事前にチェックしておきましょう。カードの受け取りを郵送にしてしまうと、手元に届くまで数日かかるので要注意ですよ。
・最短即日融資
・融資額は10万円~800万円
・利息は4.0%~14.5%
・300万円までの融資は収入証明書不要
・多彩な目的ローンあり
・手数料無料で利用できるATMが多い
・三井住友銀行の口座を持っている人は優遇あり
・おまとめローンに最適
■ イオン銀行カードローン
近くにイオンのスーパーがある人ならば、イオン銀行がおすすめです。イオン銀行はイオンの各店舗の中に設置されていることもあり、スーパーへ行くついでに銀行に寄るといった感覚で利用できます。
さらに銀行でありながら、比較的審査が柔軟で通りやすいと有名なので、専業主婦に人気のカードローンとなっています。もちろん専業主婦だけではなく、審査に不安のある人にとってはうってつけの銀行カードローンかもしれませんね。
・最短即日融資(イオン銀行の口座をもっている人)
・融資額は30万円~800万円
・利息は3.8%~13.8%
・100万円までの融資は収入証明書不要
・無職の専業主婦でも融資OK(最大30万円)
・返済は月々3,000円からでOK

銀行で即日融資を受けるためにすべきこと

銀行で即日融資を受けようと思ったら、まずすべきことがあります。即日融資に強いところかどうかの確認や、自分が希望している額を融資してもらえるかなど、細かいことは銀行によって違ってきますので、きちんと整理しておくことが重要といえるでしょう。即日融資を受けるには、すべて銀行に任せるのではなく、自分自身が協力できるところは協力すべきですよ。

  • 即日融資が可能な銀行を調べる
  • いつまでに融資が必要なのか逆算する
  • 融資のために必要な書類を準備しておく
  • 困っていることを相談する

即日融資が可能な銀行を調べる

銀行ならどこでも即日融資が可能なわけではありません。やはり消費者金融にくらべると、比較的時間がかかるのが銀行ですが、そんな中でも即日融資に力を入れているところは最近増えてきています。上記の銀行の中から自分に合ったものをチョイスしておくようにしましょう。間違っても即日融資を受け付けていない銀行へ融資の申し込みはしないように気をつけてくださいね。

いつまでに融資が必要なのか逆算する

即日融資を申し込む銀行が決まったら、自分がいつまでにお金が必要なのかを考えてください。いくら即日融資が可能だからといっても、ちょっとした書類の記入ミスなどで時間が取られることはよくあります。ギリギリに申し込んでいたら、ちょっとした時間のために融資が間に合わなくなることも考えられます。慌てないよう、予め時間に余裕を持って申し込むようにしたいものですね。

融資のために必要な書類を準備しておく

融資を申し込んだら、最低限身分を証明するためのものが必要となります。さらには、融資の額によって収入証明書が必要になることも考えられるので、事前に何が必要なのかを調べておき、ぬかりなく提出できるようにしておきましょう。銀行側から言われて用意していたのでは、せっかくの即日融資が間に合わなくなってしまうこともあるので注意してください。

困っていることを相談する

銀行の担当者は話しを聞くプロです。融資を申し込むにあたって、困っていることがあれば包み隠さず話してみましょう。自分に不都合なことを隠すのではなく、すべてオープンに話しをすることで、信頼感が得られるはずだし、最適なアドバイスがもらえるはずです。人として信頼してもらうことで、審査に通りやすくなるという噂もあるぐらいなので、思い切って相手の懐に飛び込むのも即日融資を受けるための手ですよ。

目標は即日融資!注意すべき点

最近の銀行融資は敷居が低くなったとはいえ、やはり消費者金融にくらべると審査が若干厳しいと覚悟しておきましょう。そんな銀行で即日融資を受けるために、気を付けなければいけないことがいくつかあります。

  • 時間に余裕を持って申し込む
  • ウソの申請をしない
  • 他社からの借入れ状況は特に注意
  • ブラックならば思いとどまることも必要

時間に余裕を持って申し込む

銀行の即日融資は、やはり消費者金融の即日融資とは違います。「最短即日」となっていても何かの拍子に時間がずれ込むことはよくあると思っていてください。確実に即日融資を受けるためには、とにかく「時間に余裕を持って申し込む」というのが大事になってきます。

ネットで申し込みが可能であれば、夜中でもいつでもいいのでとにかくはやく申し込んでおくこと。そして、申し込んだらただ待っているだけではなく、電話するなりして急いでいる旨を伝えましょう。その上で店頭窓口に足を運ぶべきでしょう。店頭へ行くのも午前中のとにかく早い時間がおすすめですよ。

ウソの申請をしない

これは銀行だけに限ったことではありませんが、お金を借りるときにウソの申請をしてしまうのは言語道断です。勤務先や働いている期間など、ちょっとしたことでもウソは通用しないと思ってください。「ウソは必ず暴かれる」と念頭に置いて申請するようにしましょう。ウソがバレた時点で審査は終了です。もちろん融資は受けることができません。それどころか、「ウソツキ」として個人の信用情報に登録されてしまう可能性があるので、今後の融資に影響を及ぼすと思っていたほうがいいでしょうね。

融資を受けようと思ったら、とにかく何事も正直に申請することを心がけるようにしてください。これ、基本中の基本ですよ。

他社からの借入れ状況は特に注意

個人情報の虚偽もそうですが、他社からの借入れに関しても注意が必要です。お金を融資する銀行側は、この「他社からの借入れ状況」をとても気にします。もちろん、本人からの報告がなくても信用情報機関というところで確認することはできます。できるのになぜ本人に聞いてくるのでしょうか。本人が正直に申請するかどうかを試しているのかもしれませんよね。

とにかくこの「他社からの借入れ状況」に関しては、間違いの内容に申請するようにしましょう。自分の状況がよくわからないという人は、自分で自分の信用情報を確認したほうがいいでしょうね。信用情報機関に開示請求をすることで、閲覧することができるので、まずはチェックしてから申請するようにしたほうがいいかもしれません。

ブラックならば思いとどまることも必要

上記の信用情報機関にブラック(金融事故)として登録されていたならば、融資を思いとどまることも視野に入れておきましょう。ブラックの人が銀行の融資審査に通るとは到底思えないので、申し込むだけ無意味になってしまいます。無意味になるだけならまだいいのですが、「審査落ち」という情報が新たに信用情報機関に登録されてしまいかねないため、やめておくほうが無難かもしれません。

即日融資のまとめ

最近は、銀行でも即日融資を実施しているところが、たくさんあるのがおわかりいただけたと思います。ただ、消費者金融の即日融資と同じような感覚ではないということを理解してください。銀行の即日融資は申し込む側がしっかりしていないと、ちょっとしたことで翌日に持ち越されたりする可能性は高いでしょう。

即日融資を受けるためには、注意する項目をしっかり頭に叩き込んで、申し込むのが賢明だと言えます。特に時間には余裕を持って申し込むようにしてください。時間に余裕がなく、慌てて申し込むとつい間違いやミスをしてしまいがちなので、とにかく落ち着いてひとつずつ丁寧に進めていくよう心掛けてください。