丸わかり!即日融資を受ける時の書類について徹底解説

冠婚葬祭や交通事故、不慮の怪我、その他諸々の事情によって、「まずい!財布のお金だけでは足りないじゃないか!どこかから借りなきゃ乗り切れないぞ!」という事も起こり得ることです。まして今は、労働人口の半数弱が派遣やパート・アルバイトといった、低賃金で不安定な立場。お金だってそうそう貯まるものじゃないですよね。

とにかく融資を受けなければ!それも今日か明日中に!と急ぎの方には、「即日融資」を行なっているキャッシング・ローンへ申し込むことも選択肢のひとつになるでしょう。ご家族や友人・知人から借りられればいいのでしょうが、なかなかお金の話になると言い出し難かったりバツが悪かったりしますよね?

今回は「即日融資を受けるために必要な書類」をピックアップしてご紹介します。とは言っても、大した難しいことはありません。常日頃から使っている物を、どの状況で使うのか、その書類で不備になる事柄はどんなことなのかなど、手続きで困らない提出書類の揃え方・使い方を是非マスターして下さい。

即日審査の流れと仮申込みの必要書類

まずは、「即日融資」の流れからご説明します。申込みの手段にもよりますが、基本的には下のような感じです。

【即日審査の流れ】
?(自分)申込み → ?(相手)仮審査 → ?通過したら本申込み → ?融資実行

はい、たったこれだけなんです(笑)。中小の消費者金融、いわゆる「街金」になると、電話でアポをとって店頭で申し込みから融資までを一気に行なうパターンもありますが、それでも流れは似たようなものです。

仮審査の申込み方法と必要書類

即日融資に対応している申込み方法は、下表のとおりです。それぞれに特徴や用意すべきものがありますので、どの申込みを利用するかの参考にどうぞ。

申込方法 お勧め度 特徴 用意するもの
ネット・モバイル・FAXから ★5 24時間365日受付は便利。入力フォームに沿って申告をするだけなので、難しい入力はほとんどなし。FAXの場合は申込書を手に入れる必要あり。 会社情報(住所・電話・業種・従業員数など)がわかる書類・今のお勤め先での年収がわかる書類・他社借入状況がわかる書類
電話 ★2 コールセンターや店舗の営業時間限定。住所・氏名から勤め先や収入のことまでを細かく質疑応答形式で会話するため、詰まったり答えられなかったりなど、挙動不審にならない必要がある。 同上
自動契約機・店頭窓口 ★1 営業時間限定。自動契約機もカメラで監視されているので、店頭同様、挙動不審にならない必要がある。その場から動けないので、在籍確認などには自分が対応できない。 上の書類に加えて、身分証明書や印鑑など、本契約で必要な書類(後述)も持参。

ネット・モバイル・FAXは時間的・精神的に★5つ

ネットやモバイル、FAXを★5にしたのは、申込みのしやすさを重視したためです。家にいながらゆっくりと申込みできる。入力中にわからない事があったら、家の中にある書類を探す余裕がある。この2点だけで充分なお勧め方法です。ただし、急ぎの方は次の「電話での申し込み」も上手に利用するとより安心できます。
(⇒ネットで申込み・即日融資がしたい方はこちらもご参考に

電話申し込みは質疑応答項目が多い

電話での申し込みは、氏名・住所から細かい点までをオペレーターと会話によって行うことになります。多くの場合フリーダイヤルですから電話代は気にしなくてもいいでしょうが、携帯電話の場合は別ダイヤルで通話料がかかる所もあります。

★2つと厳しい評価をしたのは、営業時間中に限定されることや、様々な質問によどみなく、しかも正確な回答をすることが求められることです。ネットなどの申込みと比較すると、その点に減点要素があるでしょう。書類は用意しているが、質問に対してどの書類だっけ?と探すことになっちゃいますしね。

自動契約機は申し込みから使うにはちょっと不便

直接自動契約機や店頭での申し込みをすることも、もちろん可能です。この場合、申込みから融資までを一発で済ませることができるのがメリットです。ただし、電話と同様、よどみなく質問に答えられること、直接でもカメラ越しでも職員に見られていること、そして何より、「その場から離れられないこと」がネックです。

また、書類不備によって契約まで行けないこともあります。★1にしたのは、申し込み方法としては時間的にも精神的な余裕にもかなりの制約がかかることを考慮して評価しました。もし、ネットで申し込めるローンであるならば、あえてこの方法を選ぶこともないでしょう。

理想はネット&電話のコンボ申込み

先にチラッと触れましたが、確実に即日融資を受けたければ、ネットで申込み後、電話で「即日希望なんですが」と伝えることです。既に申し込みはしていますから、あれこれ質疑応答をされることもなく、ただ急ぐのだということだけを伝えるために電話を利用するのは非常に効果的です。

仮申込みで必要な書類一覧

ネットや電話での申し込みは、あくまでも仮審査への申込みです。この審査に通ってはじめて、本契約の申込みや書類の提出が行なわれます。では、仮審査のときに必要な書類をまとめてみましょう。

  • 会社の住所・電話・業種・従業員数の情報がわかる書類あるいは公式サイト
  • 前年の収入がわかる書類(源泉徴収票、確定申告書など)
  • 他社借入の状況がわかる書類(契約書など)

難しいのは「会社の従業員数」と「他社借入の状況」でしょうか。中小企業で指折り数えればわかるという方には難しくもないことですが、多くのパートやアルバイトを抱えるような会社にお勤めの方には、会社のパンフレットや公式サイトなどに記載のある会社概要の項目が参考になります。

「他社借入」を難しいと書いたのは、何が含まれて何が含まれないのかを把握している必要があるからです。例えば、クレジットカードのキャッシング枠は対象になりますし、ローンによっては銀行からの借り入れは含まなくていいものもあります。申し込もうとしている入力フォームをよく確認して、的確な申告をしたいものですね。

本申し込みで必要な書類

無事に仮審査を通過した方には、本契約の為の手続きが待っています。本申込みの方法は、次のとおりです。やはりそれぞれに特徴や必要な書類が変わってきますので、表で説明していきます。

本申込みの方法と必要な書類

申込方法 特徴 用意するもの
ネット・モバイル・FAXから 申込書一式をプリントアウトして記入・捺印し、必要書類と一緒にFAX送信する方法と、必要書類を画像として送信する通信系での手続きもあります。 指定の申込み書類一式・身分証明書・収入証明書など
自動契約機 営業時間限定。大手消費者金融や一部の銀行カードローンに多い。仮審査は済んでいるので、手続きには1時間もかからないのがほとんど。 身分証明書・収入証明書など
店頭窓口 営業時間限定。店頭に用意してある契約書類に記名や捺印などをする。 同上

身分証明書類と注意点

上の表にもあるとおり、「身分証明書」は必要不可欠な提出書類になっています。中には自動契約機で即日融資できる条件として「運転免許証の提出」を挙げ、それ以外の身分証明では即日対応不可になっている所も。それくらい身分証明は重要な手続き書類なんですね。

主な身分証明となる書類は、普段から使っている免許証や保険証などの生活に欠かせないアイテムが多いです。では、それらをまとめてご紹介します。

書類名 注意点
運転免許証 有効期間内のもの限定。両面を求められる場合もある。住所変更に要注意
パスポート 有効期間内のもの限定。本人とわかるページ。住所の他、結婚して姓が変わっている方は要注意
住民基本カード 現住所と同じ記載があること。
健康保険証 有効期間内のもの限定。住所変更に要注意。

運転免許証と健康保険証は、日常的に持ち歩いているアイテムでしょうから、失くしていたら一大事です。即日融資だけでなく、警察や発行元への届け出を最優先に行なわなければいけません。パスポートや住民基本カードは引出しのどこへしまってあるか、覚えていますか?

住所変更をしていなかったときの対処法

身分証明書で「住所変更に要注意」と書きましたが、引越しをして手続きを忘れていた場合は現住所の確認ができないことになってしまいます。そんな時には以下のものを用意することになります。

    現住所と氏名の記載がある

  • 電気・水道・ガスなどの公共料金で、受領印が押してある領収書
  • 国民年金や税金の払込表で、やはり受領印が押してある領収証書
  • 住民票(主に3ヶ月以内に発行されたもの)

余談になりますが、運転免許証の住所変更をしていなかった場合、更新に必要な公安委員会からの通知文書も届かない可能性が高くなって、後々大変ですから、きちんと手続きはしておきましょう。

収入証明書の提出

最近は少額融資の場合、収入証明書の提出は不要とする所が増えました。多くの公式サイトでも、それを前面に押し出した内容が目立ちます。しかし、万が一に備えて手続きをする場へは持参していくといいでしょう。主な収入証明書類は次のとおりですが、「現在お勤めの会社からの収入を証明できるもの」ですので、1年以内に転職した方は気をつけてください。

    主な収入証明書類

  • 前年の源泉徴収票
  • 前年の確定申告書(主に自営業をされている方、複数の職場で勤務されている方)
  • 直近2~3ヶ月分の給与明細書で、手書きの場合は社印が押印してあるもの
  • 役場発行の収入証明書
  • 住民税の決定通知書(自分で納付していると、毎年4~5月に送られて来る)

1年以上あるいは年をまたいで勤務されている方は、源泉徴収票があれば充分です。働いてからまだ年をまたいでいないと源泉徴収票は発行されていないので、給与明細書などで対応することになります。繰り返しですが、「今の勤務先での収入」が対象ですからね、お間違えのないように。

その他持参したいもの

最近は「印鑑」の存在が薄れつつありますが、本契約の際には忘れずに持参しましょう。要るか要らないかはローンによって異なっているので、念のため持っていきさえすれば、不安も和らぐでしょう。

また、返済を口座振替で行なう場合や振込みでの融資を希望される方は、その口座の通帳も持参するようにしましょう。一桁間違えただけでも大騒ぎになってしまいますから、通帳をよく確認して、申込書に記入できる万全の体勢を整えてください。