【法人事業でもOK!?】ピンチな時は即日融資で乗り切れ!

ローンと聞いて思いだすものと言えばなんでしょうか?やはりいちばん最初に頭に浮かぶのは「住宅ローン」でしょうか。次に「マイカーローン」と続き、「カードローン」といったところでしょうか。

ローンは非常にわたしたちにとって身近な存在ですが、そもそもローンは個人への融資だけにはとどまりません。会社を経営する際、起業する際にはどうしても資金が必要になりますので融資をしてもらう必要があります。そのため、会社の社長さんは銀行に「このような事業を行うのでお金を貸してください」とお願いしにいきます。むしろ、銀行の融資は個人よりも会社に対して行うほうに重きを置いているかもしれません。

会社(法人事業)が融資をしてもらいたい場合、銀行にお願いして融資をしてもらうか、公的な制度を利用するのが一般的です。しかし、それだけではなくいわゆる個人の方と同じように、法人事業にも「カードローン」に近いローンがあるのです。それが、「ビジネスローン」です。

最近は、この「ビジネスローン」にもなんと即日で融資が可能なものがあるんです!今回の記事では、ビジネスローンそのものや利用の注意点なども含めて解説します。今後起業してみたい方も一見の価値アリ!な内容ですよ。

こちらの記事では「一般的なカードローンとビジネスローンの違い」や、ビジネスローンの解説なども含んでいます。「とりあえず即日融資出来るビジネスローンはあるの!?」という点が気になる方は、見出しの「最近はビジネスローンでも即日で融資してくれるところもある!」まで飛ばして見ていただければ知りたい情報がすぐに分かりますよ!

そもそもビジネスローンとは?

あまり耳慣れない単語ですので、「ビジネスローンって何?」と疑問に思う方も多いかと思います。ビジネスローンは簡単に言ってしまえば「会社の経営などに使う資金として使ってOKなローン」のことです。また、それが転じて「法人や事業主が利用出来るローン」という意味合いで使われることもあります。

あまり深く考えずに、「事業に関係するお金に使えるカードローンのようなもの」と思っていただければOKかと思います。

そう、あくまで「カードローンのようなもの」ですから、その使い勝手は非常にカードローンに近いものになっています。詳しくは後述しますが、例えば一般の人が銀行からお金を借りるほうがカードローンに比べて低い金利で利用できるのと同じように、事業主の方が銀行からお金を借りるよりもビジネスローンで借りる方が金利は高くなります。

基本的にビジネスローンを扱っているのはビジネスローン専門のローン会社が一番多いです。他には消費者金融のビジネスローン(個人事業主向けのものも含めて)、銀行(地方銀行など)のビジネス用カードローン・ビジネス用ローン(企業向け融資とはまた別のもの)があります。

事業性資金もある程度手軽に手に入れやすいのがビジネスローンの特徴ではありますが、カードローンと同じように、使いどころをきちんと考えて利用しなければならない商品ではあるんです。

一般的な個人向けカードローンは会社のお金として使えない!?

わざわざ「ビジネスローン」と分かれているのはなぜだと思いますか?ビジネスローンは専門の会社もありますが、大手の消費者金融が商品として扱っている場合もあるんです。それなら「カードローン」として統一すればいいのでは?とちょっと思ってしまいますよね。

しかし、同じにすることは出来ないんです。その理由が「個人向けのカードローンは事業のお金として利用できない」からなんです。

あまり気にしたことはないかもしれませんが、大抵のカードローン商品の申込条件に記載されている「使いみち」のところを見てみてください。そこに「事業性資金を除く」と記載されていませんか?これは「ビジネス目的でカードローンで借りたお金を利用しないで下さい」ということ。使いみちは自由と書かれているのになぜ?って思ってしまいますよね。

その理由は、「事業性の資金に利用する」ということで審査の内容が大きく変わってくるからです。同じ100万円でも個人が旅行に使うのと、新しい製品を開発するための資金とするのでは全く違う審査を通さなければいけないというわけですね。

もちろん、一般的な個人向けカードローンでもこっそり内緒で事業性資金として使うことは不可能ではありません。実際そのように利用している人もいないとは言えないでしょう。しかし、事業性資金として利用していることがわかった時点で規約違反になってしまいますから一括返済を要求される可能性は高いですし、今後の借り入れなども一切停止といったことになるでしょう。また、他のトラブルになる可能性も懸念されますので「黙っていればバレないだろう」と思っても事業性資金として利用することは避けましょう。

一般的な個人向けカードローンとビジネスローンの違いは?

審査が違うと先ほど書きましたが、そんなにカードローンとビジネスローンに違いはあるの?と気になる方の為に、ざっくりと一般的なカードローンとビジネスローンの違いをリストアップしてみました。

  • 利用限度額がビジネスローンのほうが大きい額
  • ビジネスローンの方が金利が低めに設定されている
  • ビジネスローンには担保が必要な場合がある

利用限度額がビジネスローンのほうが大きい額

これはまあ、当たり前といえるかもしれませんね。個人で利用する金額よりも会社の資金として利用する金額のほうが大きいのは明白です。ビジネスローン専門の会社の場合ですと、100万円単位で200万円から3000万円くらいまで融資をしてくれるところもあります。中には5000万円と、事業者じゃない方にとっては思わず目玉が飛び出てしまうような金額を借り入れることも可能になっていますよ。

地方銀行や一部の消費者金融の場合は、1000万円や2000万円が限度のものもありますし、300万円や500万円が上限のプチビジネスローンといえるような少額の融資の商品もあります。一般的なカードローンの同じかそれ以上に利用限度額の幅が商品によって大きく幅がある印象になっています。

ビジネスローンの方が金利が低めに設定されている

こちらも当然と思える違いでしょう。やはりビジネスローンのほうが一度に借り入れる金額が大きいのでその分金利が低くなる傾向があります。

とはいえ、金利が低いといってもあくまでも一般的なカードローンとくらべてといったところです。こちらも会社によって非常に幅がある部分で、12%前後と銀行カードローンに近い金利のところもあれば10%未満となかなかに低めの金利のところも。ただ、借り入れる金額が大きければ大きいほどその分の利息も大きくなるのは一般的な個人向けカードローンと同じ。低めといっても決して「低い金利」と言うわけではありません。

ちなみに、ビジネスローンのほうが金利が低いから!と、一般の方がビジネスローンを利用することはもちろん出来ませんので注意してくださいね。

ビジネスローンには担保が必要な場合がある

カードローンのいいところとのひとつとして挙げられるのは「無担保でお金を借りることが出来る」ことでしょう。住宅ローンの場合は土地や建物(家)を担保にお金を借りることになりますし、車のローンでは車を担保としてお金を借りることになることもあります。カードローンはそれらの担保が一切いらない「信用貸し」と言われるもののため、より気軽にお金を借りることが可能なんです。

対してビジネスローンの場合、お金を借りる際に何かしらの担保が必要になる場合があります。中でも一番多いのは不動産ですね。会社の土地であったり建物であったりを担保としてお金を借りることが出来ます。大口(1000万円単位)の場合は不動産を担保に…という条件にしている商品もあります。他には有価証券を担保にするようなケースもあります。

もちろんビジネスローンでも無担保で利用できるものもあります。無担保でも2000万円程度までの借り入れが可能なことも!とはいえ、基本は無担保であっても場合によっては担保や保証人が要求される場合があります。

銀行の融資とビジネスローンの違いは?

一般的な個人向けのカードローンとは結構違いがあることがおわかりいただけたかと思います。それでは、同じカテゴリーである銀行の融資とビジネスローンの違いはどうなのでしょうか。

さすがに個人向けのカードローンと比較すると大きく違うところはないのですが、細かく違うところは実際あり、以下のような点が挙げられます。

  • 銀行の方が審査が厳しい
  • 銀行の方が審査に時間がかかる
  • 銀行の方が低い金利で融資を受けることが出来る

銀行の方が審査が厳しい

銀行から融資を受けるためには、様々な書類が必要です。現在の経営状況はどうなっているのかなどがわかる決算報告書や、新たに事業を始めるのであれば事業計画書が必要になります。それら以外にも様々な会社や経営に関する書類を提出し、銀行の担当者に対して「融資してもらったお金をどのように使用し、どのように利益をあげて返済するのか」をきっちりとプレゼンしなければいけないので、ハードルは高いといってもいいでしょう。

対して、ビジネスローンでも審査はあるものの、銀行ほどは審査は厳しくありません。銀行から融資をしてもらえなかった場合でもビジネスローンであれば融資をしてもらえたという例は数多くあります。

銀行の方が審査に時間がかかる

審査が厳しいという項目にも書きましたように、銀行が企業に融資をする場合よほどの大手(お得意様)でもない限りは追加融資や新規の融資に対しては厳しい基準で審査を行っています。

提出した書類をチェックする必要もあるため、銀行の融資は時間が非常にかかります。個人向けのカードローンでは即日や1週間以内というのが当たり前ですが、銀行が企業に融資をする場合は1ヶ月程度の時間を要することも珍しくありません。

その点ビジネスローンは1ヶ月も時間はかかりません。こちらも会社や借り入れ金額によるので確実にこの時期まで!といえないところではあるのですが、最短で即日~1週間程度で融資を受けることも可能です。このあたりはさすがの速さと言えますね。

出来るだけ早く資金がほしい場合や銀行から融資をしてほしいけれどそれまでにどうしても資金が必要な場合のつなぎ資金としても使えるのが大きなメリットです。

銀行の方が低い金利で融資を受けることが出来る

こちらは当然といえることではありますが、銀行から融資をしてもらうほうがビジネスローンでお金を借りるよりも低い金利でお金を借りられます。個人向けのカードローンでも消費者金融の方が銀行のカードローンに比べて金利が低いのと同じようなものですね。

さらに低い金利でお金を借りたいのであれば公的な融資を受けるのが一番なのですが、こちらの審査は銀行よりも厳しく、そして審査結果が出るまでに時間もかかります。特に資金集めに急いでいない場合や出来るだけリスクを回避したいという場合は公的な制度を利用するのも手段のひとつです。

基本的にビジネスローンは即日融資では借りられない?

個人向けのカードローンは最近であれば即日借り入れが可能なところが多く、朝に申しこめば夕方にはお金を借りることが出来るようになっていることがほとんどです。

しかしビジネスローンの場合、借り入れる金額がどうしても大きくなるため審査が慎重になります。そのため即日融資ではなく、1週間前後は審査に時間がかかると思っておいたほうがいいでしょう。

それでも銀行で融資を受けるのに比べるとお金を借りるまでの時間はかなり短縮されますので、急いで資金を集めたいという事業主の方には非常にありがたい存在であることは間違いありませんよね。

最近はビジネスローンでも即日で融資してくれるところもある!

「やっぱりそんなに早くはお金を借りるのは無理か…」と思っているあなたに朗報!最近ではビジネスローンであっても即日で融資をしてくれるところが増えています。

中には審査に最短30分というところもあり、まるで個人向けのカードローンのようです。1週間程度審査に時間がかかるのは仕方がないとはわかりつつも、やっぱり早く融資はしてもらいたいもの。即日で事業資金がなんとかなるのはとっても有難い話ですよね。

しかし、これは個人向けのカードローンでも同じなのですが、

「利用する会社」、「借り入れたい金額」、そして「現在の会社の状況」によってどれだけ審査に時間がかかるのかは大きく変わってきます。利用する会社については即日融資が出来るところを選ぶ必要がありますし、借り入れたい金額は大きければ大きいほど審査に慎重になりますので結果が出るまでに時間がかかる可能性が高くなります。

そして、現在の会社の経営状況が上向きならば審査としても通りやすいでしょうしスムーズに進むかと思います。逆に現在赤字でなんとか資金でつないでいかないといけない…といった状況の場合、審査に時間がかかってしまうかもしれません。また、基本的に無担保のビジネスローンであっても担保あるいは保証人を用意しなければお金を借りることが出来ないかもしれません。

メリットも大きいですが、その分リスクも抱えることになることは覚えておけなければならないことです。詳しくは次で解説しましょう。

ビジネスローンを使うにあたっての注意点

即日融資も一部は可能で、しかも何千万と資金としてはある程度の金額を無担保で借りることも出来る「ビジネスローン」。非常にメリットが大きい商品であることは確かですが、きちんと注意点も知って置かなければなりません。リスクマネジメントは事業を継続する、発展させるにあたって必須のスキルです。特にお金に関してはよりリスクを回避するようにしたいですよね。
(⇒新規法人にも即日融資してくれるビジネスローン

  • 金利は決して低くないので返済のプランをしっかりと立てる
  • ビジネスローンを利用していると銀行からの融資が厳しくなる可能性がある
  • 場合によっては担保が必要になるのでその点をどうするか決めておく

主な注意点としては上記の3つでしょうか。こちらも細かく解説していきましょう。

金利は決して低くないので返済のプランをしっかりと立てる

金利に関しては一目瞭然といってもいいくらい、銀行の融資に比べるとその金利は高いものになっています。それでも1ケタ台で借りられるところが多いですが、中には12%や14%など、個人向けのカードローンと同等の金利で貸し出しているところもあります。

個人向けのカードローンであれば借り入れる金額がそこまで大きくなりません。せいぜい100万円が限度くらいになると思いますが、事業のための資金の場合100万円では済みません。数百万、場合によっては1000万円を超える金額を借り入れる場合もあるでしょう。

その際、金利が高いとそれだけ返済する利息も膨れ上がります。利息も含めた全額を返済しなければなりませんが、それをきちんと行えるのかどうか見通しや計画を立てておかなければ、お金を借りることが出来ても結局返済できず、事業が傾いてしまうかもしれません。気軽に借りられる分リスクも高い方法ではあります。

ビジネスローンを利用していると銀行からの融資が厳しくなる可能性がある

住宅ローンを申し込む際、カードローンと契約していると審査にいい影響が出ないという話は聞いたことがあるでしょうか?それと同じようなことが事業の融資に関してもある場合があります。

つまり、ビジネスローンを利用していることが銀行にわかると「既に別のところから融資を受けている」ということで、貸し渋るといいますが、ちょっと財布の紐がかたくなってしまうことがあります。

銀行からの融資を目指すのであれば、極力ビジネスローンとの契約は控える、もしくは融資をお願いする前に借りたお金は完済してしまう方がいいでしょう。

場合によっては担保が必要になるのでその点をどうするか決めておく

ビジネスローンは最初から不動産を担保とした商品や保証人が必要な商品もありますが、中には「基本的には無担保だけど、条件や状況によっては担保や保証人が必要になることもあるよ」と記載されている商品もあります。

無担保だからと審査を申し込んだはいいものの、審査の結果担保あるいは保証人が必要になった場合、それでもお金を借りるのか、無担保にこだわって契約はあきらめるのか…その点はきちんと自分で線引をしておく必要があります。

急いでお金が必要な場合は特に「担保が必要なら仕方ない」と、お金を借りることにばかり目がいってしまう可能性もないとは言えません。後から後悔しないためにもきちんと決めておきましょう。